支援学生からのメッセージ

支援学生からのメッセージ

海外派遣日本人学生

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教育学部4年(取材時)
ノースカロライナ州立大学研修

海外の熱心な学生の姿から 発信の重要性を学びました

教育学部に所属し、子どもの権利をめぐる思想の変遷を研究中です。高校の頃から国際交流に興味があり、大学の間に一度は短期研修に行きかったため、基金があることで安心して留学を決めました。交流機会が多いこと、大学に滞在できる時間が長いことからノースカロライナ州を選択。夜遅くまで熱心に勉強に取り組み、疑問や意見があれば躊躇なく発言する学生の姿を見ていると「ここにして良かった」と思いました。交流会のスピーチで思ったのは、自信を持って発信するためには、自分・自国をきちんと知ること。そんなことに気づけたのも、本物の講義を体験できるチャンスをくださった皆様の支援のおかげだと思います。

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工学研究科 博士前期課程1年(取材時)
オレゴン大学研修、スウェーデン王立工科大学留学

先進国での貴重な経験が 夢の実現を明確に

入学時から気候変動の抑制やエネルギー問題の解決に貢献したい思いがあり、オレゴン大学研修を経て、交換留学制度でスウェーデンに約8ヶ月間留学。同国は持続可能な国で知られ、再生可能エネルギーや環境に関する科目も多く、研究中の「燃料電池の電解質への応用」の礎になりました。SDGsに関しても多くの知識を学び、入学時の夢を実現するためのプロセスを明確化できました。基金からのご支援がなければ、今こうして外国人研究員とのコミュニケーションもはかれず、英語での文献調査もできなかったでしょう。貴重な経験をもとに、社会に多大な影響を与えることのできる技術や製品、サービスを通して環境にやさしい未来をつくります。

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人文学研究科 博士前期課程1年(取材時)
エディンバラ大学研修、コペンハーゲン大学留学

英語力が鍛えられ 意見発信能力も向上

ジェンダー格差に関連する文化や慣習を学ぼうと、その先進国であるデンマークのコペンハーゲン大学へ約半年留学。北欧には提携校がいくつかあり、名古屋大学基金をはじめ様々なご助力があることに安心したので、思い切って決めました。最初は英語に自信がなく、ディスカッションでも思いを伝える難しさを痛感して落ち込みましたが、そのうち友人が増えてくると英語を話す機会も増え、意見発信能力も向上しました。ジェンダー以外にデンマーク固有の福祉制度なども授業で学び、知見を広げられたことは財産です。経済的に踏みとどまっている後輩にも基金の存在をもっと知ってもらい、ぜひ違う環境で自分を試してみてほしいです。

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経済学部3年(取材時)
ウズベキスタン研修、タイ研修、カルガリー大学留学

世界の価値観を学べた 有意義なご支援です

私は国際経済学に関するゼミに所属しており、ウズベキスタンとタイでの短期研修プログラムに参加。前者は未知の国で興味津々だったこと、後者はグローバル展開する日系企業が多いことから選びましたが、普通なら留学を思いつかなかった国へ行き貴重な体験ができたことは、多大なご支援のおかげです。ウズベキスタンの地下鉄の全駅を巡るフィールドワーク調査や現地の日本企業訪問など、2度のプログラムで世界の価値観を肌で感じ、今では更なる刺激を求めてカナダに長期留学中です。ここで得た国際経済学の知識を所属ゼミに貢献し、将来は海外とのつながりのある職に就きたいです。

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文学部4年(取材時)
オーストラリア・モナシュ大学留学

研究力と語学力が 留学によって向上しました

言語学研究で有名なモナシュ大学で社会言語学を中心に学びました。理論と実際の言語を性別や年齢、社会的地位などから比較。新聞やインターネットの言語のほか、録音した会話を書き起こして検証するなど、納得のいく研究ができたと感じています。ストレスなく留学生活を満喫できたのも、ご支援のおかげです。留学で向上した語学力を活かし、世界で活躍したいと思っています。

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文学部3年(取材時)
韓国・梨花女子大学留学

皆様のあたたかなエールが 高い意欲の源です

心理学的に日本と韓国の比較がしたいと韓国に留学しました。大学では韓国語を学んだほか、専門分野は英語で学習。人間としての普遍性や文化・環境の内面への影響などを探究することができました。生活と学問とのつながりを感じるようになり、現在は他分野にも興味が広がっています。留学中、ご支援による機会を活用しようと常に意欲的であったことも、成長につながりました。

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文学部3年(取材時)
フランス・ドイツ研修

日本と欧州を比較することで 価値観の違いを実感

日本と欧州の話芸の比較研究のために海外研修に参加し、フランスではフランス語で落語を披露しました。現地の観客の反応を見ると、日本人との笑いのツボの違いを感じるなど新鮮な発見が。日本と他国では前提となる価値観が異なることに気づかされました。将来の進路はメディア系を考えており、学びをさらに深めて、支援者の皆様の期待に応えていきたいと思います。

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法学部4年(取材時)
カナダ・オタワ大学留学

ご支援による留学経験を 価値あるものにしたい

基金のご支援で参加した1年次の海外研修で多様性を認め合う人々を目にし、人権に興味を持ちました。そこで紛争学と人権が専門的に学べるオタワ大学へ留学。紛争と人権との関連や人権の行き過ぎた主張による弊害なども学び、思考を深めることができました。将来は外国人の事件を扱う弁護士を目指しており、ご支援で得られた留学経験がプラスになると確信しています。

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情報文化学部4年(取材時)
スウェーデン・ウブサラ大学留学

留学が多様性を受け入れ 深く理解するきっかけに

メディアの観点から政治を研究しようとウブサラ大学へ。スウェーデン語を学び、社会背景や文化の理解に努めた上で、セクハラを訴える“Me Too”など政治に関連したsns上での議論を検証。北欧やアジアの学生とのグループワークを通じて、自分の固定観念を見直すこともできました。現地で安心して生活できたのも、基金のご支援で最初の一歩が踏み出せたおかげです。

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工学部3年(取材時)
フランス・ドイツ研修

自分の足で現地を歩き まちづくりを学びました

建築学を専攻しているため、ヨーロッパ建築の実物を見たいと欧州での研修に参加しました。現地の大学の先生に街を案内していただき、歴史ある大聖堂や市民参加型のまちづくりの実際を学ぶことができました。また、研修によって名古屋の魅力を再発見できたことも収穫でした。ご支援によって留学の壁が低くなり、挑戦のチャンスをいただけたことに感謝しています。

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農学部4年(取材時)
オーストラリア国立大学留学

好きな学問を追究し 問題意識を持つことができた

基金のご支援は国を限定することなく、羽ばたくチャンスを与えるもの。私も希望していた留学先で、地球科学や環境経済学など自然科学と社会科学の両面から環境を学び、環境難民の実際を知ることで、環境問題への当事者意識が持てるようになりました。また、背景の異なる相手と話し合い、結論を導き出すプロセスに面白さを感じたことも、自身の将来を定める契機になりました。

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文学部3年生(取材時)
タイ/ウズベキスタン/ドイツ・スイス研修

いまだけでなく 未来につながるご支援です

長期休暇を利用し、3度、海外短期研修に参加しました。タイやウズベキスタンでは現地の文化を調査し、欧州では日本文化を発表するなど、フィールドワークの方法や人間関係の築き方についても学ぶことができました。基金のご支援は、学生にとって想像もしていなかった道を拓く契機となるものです。未来につながる応援をいただき、本当にありがとうございました。

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経済学部4年生(取材時)
アメリカ・フロリダ大学留学

世界と伍して学ぶ意欲を わきたたせてくれます

経済学の先端を学ぼうと、フロリダ大学で数理経済学を専攻。前期は英語についていくのに必死でしたが、後期は議論ができるようになり、論文もトップの成績を残すことができました。基金のご支援は返済不要な分、意欲ある学生の努力を促し、学生は世界で名古屋大学や日本のプレゼンスを高める役割を果たすと思います。今後も後輩への応援をお願いします。

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医学部保健学科4年生(取材時)
イギリス・リーズ大学留学

世界的な視野を持った 小児看護師になるために

将来、小児看護師を目指しているため、リーズ大学では教育学、心理学、医学分野から子ども発達に関わる授業を積極的に受講。貧困など世界に共通する子どもの問題を学ぶと同時に、日常会話は問題ないほど英語のレベルも向上しました。外国人患者さんのお役に立てる力が身についたと思います。基金のご支援によって、充実した留学生活を送ることができました。

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工学部3年生(取材時)
アメリカ・ケンタッキー大学留学

海外での切磋琢磨が 自分を大きく成長させる

ケンタッキー大学では、無機化学や犯罪捜査などに使われる法科学、コミュニケーションの講義などを受講。指紋認証などドラマでしか見たことがない分野を学んだり、ネイティブの学生とともにプレゼンテーションをしたりと、自分を成長させる貴重な経験ができました。大学院進学や海外での就職も考えるようになり、基金の後押しで将来の幅が広がりました。

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文学部4年(取材時)
オーストラリア・モナシュ大学

すべての経験が人間性をきたえてくれました

言語学に興味を持って学ぶ中で、世界にはさまざまな言語学があることを知り、海外に出てもっと学びたいという知識欲がわいてきました。そこで交換留学生として1年間、オーストラリアのモナシュ大学へ。現地では専門分野はもちろんのこと、教授や学生の学問への真摯な姿勢から多くを吸収できました。また、当初は思った以上に英語が通じず、人生で一番の挫折も経験。ただ、おかげで世界の広さを実感することができ、それをプラスにとらえられる精神力も身につきました。基金からのご支援がなければ、留学を考えることはできず、今の私はありません。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

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工学研究科修士課程1年(取材時)
ウズベキスタン・世界経済外交大学、タシケント国立法科大学

自分の目で確かめることで世界の広さを知りました

大学3年次にウズベキスタンを訪問しました。研修する大学の学問分野は違いますが、海外の文化を知りたいという思いで参加。現地では英語による授業を受けたり、一般家庭にホームステイをしたりと貴重な体験をさせていただきました。ウズベキスタンには内陸の砂漠の国というイメージしかなかったのですが、訪れてみると観光地化された都市や巨大な道路、日本とは異なる治安状況などを実感。思い込みを捨て、自分の目で確かめる姿勢を養えました。私のように多くの学生が海外への一歩を踏み出せているのは、皆様のご支援のおかげです。あたたかなサポートに深く感謝しています。

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文学部4年(取材時)
フランス・リヨン第3大学

現地で生きた言語を学び
さらに学問に前向きに

仏語の上達とともに日仏の文学を比較研究したいと考え、3年次後期から10カ月間、リヨン第3大学へ留学しました。滞在中にフランスの歴史のほか、フランス文学史や比較文学などを学習。仏語による授業は大変でしたが予習・復習に力を入れ、周囲の人の助けも借りて多くを修得できました。また、暮らすことで仏語が生きた言語だと実感でき、今はさらに語学に前向きに取り組んでいます。この経験が積めたのも基金の援助があればこそで、ご寄附をいただいた方々には御礼を申し上げます。金銭面であきらめることなく勉学に挑める支援制度があることを、後輩たちにも伝えたいと思います。

名古屋大学に寄附する