支援学生からのメッセージ

支援学生からのメッセージ

下駄の鼻緒奨学生

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生命農学研究科 博士前期課程2年(取材時)

恩返しのためにも 科学の発展に寄与したい

河川の流量の計算を行い予測する「流出解析」を研究しています。もともと他大学に通っていましたが、そこで学んだ水文学に興味を持ち、同分野の研究室が充実した名古屋大学に移りました。奨学金のおかげで経済的な不安を抱えず、必要な参考書・パソコンも購入でき、存分に研究に打ち込めています。博士前期課程修了後は、国や自治体から相談を受けた土木工事に関する事前調査や設計を行う建設コンサルタントに就職。研究で得た知識が防災計画や整備計画の立案に活かされ、同時に科学の発展にも寄与できれば、皆様への一番の恩返しかと思っています。

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環境学研究科 博士前期課程2年(取材時)

研究によって強まった 「住」を守りたい気持ち

私は建築構造分野を専攻し、地震工学防災グループで地震動把握に関する研究を行っています。大学で学んだ建築学をきっかけに「地震防災」をもっと追求したくなり、大学院へ進学。他分野の方とも共同研究を行うなかで、災害の激甚化や少子高齢化、地方の衰退など、日本が抱える課題と可能性を学びました。奨学金のおかげで研究と勉学に打ち込むことができたこの一年、社会をつくるという重要性を感じ、建築技術者として災害に強いまちづくりに貢献し、「住」を守りたい気持ちが強くなりました。建築という立場から未来の社会を支えることで、ご支援いただいたご恩を還元していきたいです。

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情報学研究科 博士後期課程3年(取材時)
中国出身

先生の親切な対応が 留学を決めるきっかけに

私は中国出身で、修士から情報学研究科の複雑系科学専攻の長岡研究室に入り、今は博士後期課程3年です。学部の時に初めて触れた分子の美しさに惹かれ、また今の研究室の長岡先生の論文を拝読し、留学を決意。長岡先生に直接相談したところ、海外経験のない私のために入学手続きなども調べてくださり、その親切さに感動し、名古屋大学を留学先に定めました。奨学金のおかげでアルバイトに頼らず研究に専念できたことは大きく、プログラミングの習得に没頭できています。将来は製薬の研究職に就き、コロナ禍で苦しむ人々を救うという夢ができました。支援への感謝を忘れず、人類の福祉向上に携わっていければと思います。

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医学系研究科 修士課程2年(取材時)
中国出身

貴重な経験を活かして 日中の友好関係にも努めたい

分子細胞免疫学を専攻しており、研究室で癌の免疫療法の研究を行っています。修士課程を修了して博士へ進学するのが目標でしたが、経済的に余裕がなく悩んでいたところ、奨学金を得ることができて本当に助かりました。名古屋大学は優秀な先生方も多く、十分な知識を得るために最適な環境なので、集中して研究に没頭できました。これも寄附してくださった方々のおかげだと思います。癌治療について先進的な日本の科学技術をしっかり学び、将来は母国の中国で大学の教師として知識を還元していきたいです。また、未来を切り開ける「勇気ある知識人」として、日中両国の友好関係のために尽力したいです。

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理学研究科2年(取材時)

ご支援を励みに実験を続け 研究成果の発表へ

ノーベル賞受賞者を輩出した歴史ある研究室で、素粒子の検出機開発を進め、医療分野でも役立つ重イオン検出への応用を研究しています。実験は時間がかかるものですが、奨学金のおかげで集中して取り組め、成果はアメリカの学会誌に投稿する予定です。ご支援は自分が認められたという自信になります。基金を励みに、後輩の皆さんにも頑張っていただきたいですね。

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理学研究科2年(取材時)

研究に打ち込める喜びを いつか還元していきたい

電波望遠鏡で地球から5千光年離れた宇宙空間のガスを観測しています。恒星はどうできたのか、人間はどう生まれたのか、その謎を解明すべく研究に取り組む毎日です。夢中で打ち込めるのは、奨学金によって生活と研究の両立への不安が解消されたからこそ。感謝を忘れず、研究で培われた問題解決能力を社会で発揮し、支えていただいた皆様に還元できればと願っています。

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国際言語文化研究科2年生(取材時)
中国出身

美しい日本語の研究を さらに深めていきます

中国の大学で日本語を学ぶ中で、認知言語学に興味を持ち、名古屋大学の先生のもとで学ぼうと来日しました。現在は、驚きを表す動詞や慣用句の表現について研究中。今後は博士課程でさらに日本語の研究を進め、研究者になりたいと思っています。奨学金がなければ、アルバイトが欠かせず、今のように研究に専念できなかったでしょう。心から感謝いたします。

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理学研究科2年生(取材時)

成長できたことへの感謝を いつか後輩たちに返したい

日本トップクラスの観測的宇宙論の研究室で、磁場の役割を研究しています。奨学金によって経済的な余裕ができたため、これまで以上に研究に集中でき、アメリカ物理学会の機関誌へ論文を投稿できるレベルにまで仕上げることができました。お礼は次の人へという奨学金の願いを胸に、将来は研究者として、この感謝の気持ちを後輩たちに返したいと思っています。

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工学研究科2年生(取材時)

新しいものづくりで 社会に貢献していきます

世にない新しいものをつくって社会に貢献したいという気持ちから、新たな記録デバイスの開発を目指しています。貴重な奨学金は参考書などの購入にあてさせていただき、研究に打ち込む毎日です。卒業後は自動車メーカーの研究開発部門に就職します。移動空間としての価値を高めた車をつくるなど、ゼロからイチを生み出す仕事をし、このご恩をお返ししたいです。

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環境学研究科2年生(取材時)
中国出身

日本の生活環境を研究し 母国の省エネを進めたい

省エネで快適な室内の温熱環境をテーマに、冬の日射量の研究をしています。もともと日本の木造建築を研究していたのですが、室内環境へと興味が広がり、名古屋大学へ。生活費を節約して研究活動を進める中、奨学金の援助は本当に助かっています。中国では生活環境の省エネが進んでおらず、いずれは関連分野の仕事に就き、省エネに貢献できればと願っています。

名古屋大学に寄附する