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支援学生からのメッセージ
G30学部留学生
理学部4年(取材時)
ベトナム出身
集中できる環境で 研究に打ち込めました
私はベトナム出身で、化学を専門に扱う生物無機化学研究室に所属しています。高校時代に参加した交流プログラムをきっかけに日本を訪れ、その際に触れた伝統文化や先端技術に魅了され、留学を決意。物価の違いから金銭的な心配もありましたが、G30奨学金があることで勉強と研究に打ち込めました。集中できる環境で化学の知識を蓄え、現在はタンパク質の新たな機能の開発を目指しています。日本語レベルも相当上がったので、将来は日本で専門知識や研究能力を活かせればと思っています。この数年コロナ禍で経済状況が不安ななか、本当に皆様のご寄附には感謝しています。
文学部3年(取材時)
ベトナム出身
ボランティアや勉強で 考え方が大きく変化
中学の頃から日本のポップカルチャーが大好きで、日本をもっと学びたくてベトナムから来ました。現代日本文化を専攻していますが、文化理論や批判理論も学べたため、考え方も大きく変わりました。皆様のご支援のおかげで、このように成長を促してくれた名古屋大学のG30プログラムに参加できたことを嬉しく思います。在学中には国際芸術祭のボランティアにも参加し、アートへの理解や社会問題について考えさせられました。課外活動での貴重な経験も活かしながら、次の目標は海外の大学院への進学。今、ファン文化の変遷に興味を持っており、デジタル時代にどのような傾向が見られるのかを研究してみたいです。
経済学部3年(取材時)
モーリシャス出身
自国の発展につながる 質の高い研究を目指して
アフリカのモーリシャスという夏と冬しか季節のない小さな島国から、経済学を学びにやって来ました。実家の家電の大半が日本製だったので、幼い頃から素晴らしい国だと思っていた日本。高校の頃に興味を持った「量的金融緩和政策」の先駆者たる国だったことと、勧められた名古屋大学が教育・研究の質が高いという点で留学を決めました。G30プログラムでは幅広い知識を得られたのはもちろん、ジャストインタイムなどの経営手法についても学びました。勉強に集中でき、時には京都で春の美しさに感動するなど有意義な時間を過ごせたのは、皆様のご支援のおかげです。学んだ知識を活かし、ファイナンスや教育等の面で自国の発展に貢献したいです。
工学部3年(取材時)
スリランカ出身
夢を与えてくれた 名古屋大学基金に感謝
スリランカ出身で、自動車工学を学んでいます。幼い頃から日本のスポーツカーなどが大好きで、高校卒業後に取得したギャップイヤーをもとに自動車関連のインターンシップにも参加。自動車工学を本格的に学びたい気持ちが固まり、目標にぴったりなG30プログラムに参加して、学士学位を取得することを第一希望としました。自動車工学だけでなく周辺環境についての知識も広がり、デザインプロジェクトでは他の学生とチームで取り組むことで日本での働き方も理解できました。また、仲間と初めて体験した花見も違う刺激を与えてくれました。私をはじめ多くの学生に留学という夢を与えてくれた名古屋大学基金に、心から感謝しています。
農学部3年生(取材時)
インドネシア出身
異国の地での奮闘で 芽生えた自立心
農学部で応用生命科学を専攻、天然物ケミカルバイオロジー研究室に所属するインドネシア出身の学部生です。海洋生命体などから新たな物質を発見することを目的に、研究しています。日本の大学は世界的評価も高く、平和で安全ということから留学を決意。なかでもノーベル賞を6回も受賞した名古屋大学は有数の研究機関で、奨学金制度も充実していることから選びました。G30プログラムで学んだことが自立に役立ち、化石発掘など貴重な体験もできました。母国は海洋生物多様性が進んでいることでも有名です。素晴らしい先生方、そして皆様のご支援を忘れず、いつの日か画期的な薬につながる生物活性化合物を見つけ、人々の生活を良くするのが夢です。
理学部3年生(取材時)
アメリカ出身
未来のよりよい社会に 貢献することを夢見て
アメリカ人の学生にとって、学費は大変に困ることです。大学に奨学金なしで行ったら、20年ほど借金を返さなければなりません。私が今ここにいるのは皆様の寛大なご寄附のおかげです。私は量子化学の研究グループに所属しています。量子力学を用い、化学結合や化学反応を理解する理論研究とシミュレーション研究を行っています。最新のコンピュータや計算法を用いれば、化学現象の予測に使うことも不可能ではないでしょう。例えばあるタンパク質の構造を計算により予想できれば、それによって新しい薬が作りやすくなるでしょう。私の作った理論やそれを用いた計算によって、未来のよりよい社会に貢献すること、それが私の夢です。
文学部4年(取材時)
シンガポール出身
勉学や部活に打ち込み 想像以上に成長できました
1930年代に台湾で出版された日本語の婦人雑誌を例に、「良妻賢母」の概念がアジアに広まっていった過程を考察しています。来日時は日本語が全くわかりませんでしたが、現在は日本語能力試験1級を取得。弓道部で日本文化への理解も深めています。4年間でここまで成長できたのは、皆様のご支援のおかげです。名古屋大学のすばらしさを世界に広めていきたいです。
法学部4年生(取材時)
韓国出身
あたたかなご支援が 自分の世界を広げてくれた
世界中の留学生と英語で授業を受けながら、日本語も学べる点に魅力を感じて名古屋大学へ。奨学金のおかげで勉強に打ち込め、日本語能力試験1級に合格。カナダへの交換留学も経験できました。どこにいても広い心と視野を持ったグローバルな人材として生きていく、と自信が持てるようなったのも、この奇跡のような機会を与えてくださった皆様のおかげです。
理学部2年生(取材時)
クウェート出身
次のノーベル賞につながる 新たな発見を目指して
幼い頃、夢見ていたのは日本でロボットを作ること。名古屋大学の先生がノーベル物理学賞を受賞したこともあり、日本への留学を決めました。宇宙の働き方が完全にわかれば、できることは無限に広がります。そのためにも自由な発想で、現在の物理学の理論を変えるような発見をしたいです。夢の実現を支えてくださる皆様の期待にお応えできるよう頑張ります。
経済学部4年生(取材時)
ベトナム出身
勉強にもボランティアにも全力で打ち込めます
母が名古屋大学地球水循環研究センター※で研究していたため、幼い頃から日本文化が好きでした。経済について学ぶため日本へ留学できたのは、名古屋大学基金のおかげです。勉学とともに、中部地方の観光紹介を英語からベトナム語に訳すボランティアもしています。奨学金がなければ、このような生活を楽しむことはできず、日々感謝して過ごしています。今後は大学院に進んで専門分野を学び、日本で働きたいと思っています。将来はその経験をいかして母国の省庁に入り、貧困問題の解決や経済開発に取り組みたいです。また、日本への留学を夢見る学生たちを応援したいです。
※現・宇宙地球環境研究所
理学部3年生(取材時)
ベトナム出身
科学研究の名門大学で学び、研究者を目指したい
宇宙や物質の謎に興味を持ち、物理学の研究者を目指しています。そんな私がノーベル賞受賞者を数多く輩出している世界的にも有名な名古屋大学で学べることは、大変な名誉だと感じています。一方で来日後、日本の高い技術を見てベトナムとの差を感じ、優れた科学者になると同時に、母国の科学教育の発展に貢献することも目標になりました。これらの目標を実現するために勉学に励み、少しでも創造的な発想ができるよう、研究経験を積んで専門知識を深めたいと思っています。皆様からの奨学金は、夢を支える大きな励ましです。期待に応えられるよう懸命に努力したいと思います。