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寄附者インタビュー、ストーリー

名古屋大学「PhD登龍門支援事業」へのご支援

今回は、ダイドー株式会社 代表取締役社長の山田 様にお話しを伺いました。

山田 様は、名古屋大学博士課程教育リーディングプログラム「PhDプロフェッショナル登龍門」への支援・協力を通じて我が国の人材育成に注力くださる一方、音楽財団も手がけられており、クラシック音楽の演奏家をめざす有望な若者たちの人材育成にも尽力されています。そんな山田 様の、次代を担う若者たちと名古屋大学への熱い期待の声を紹介いたします。

ダイドー株式会社
代表取締役社長 山田貞夫 様

名古屋大学と共に、社会から期待される存在であり続けたい。

ダイドー株式会社は、昭和21年の創業から半世紀以上の歳月を経て、今日では全国40拠点を整える提案型メカトロニクス専門商社として、また、設備機械要素部品のトップ商社の一つとして、産業用ロボットのシステムインテグレーターのナンバーワン企業を目指しています。
この間、私どもは様々な分野のニーズからシーズまで、時代に求められる技術をセレクトし、組み合わせ、あるいはシステム化の提案を実践してまいりました。いわば、各種技術をバランス良く調和させ、美しいハーモニーを生み出してきたと自負しております。
今後もこれまでに蓄積したノウハウを活かし、次代を見据えた新技術・新製品の開発、供給、多彩なシステムの提案を推進し、「産業界の名コンダクター」であり続けるよう、努めてまいります。

名古屋大学とは社会的役割、使命は大きく異なりますが、ダイドー株式会社はこれらの事業を通じて社会奉仕を追求し、人と地球との環境保全に最善を尽くすことにより、名古屋大学と共に、社会から期待される存在であり続けたいと思っています。

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魅力あるPhD登龍門への寄附は、誇るべき社会貢献の一手段

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PhD登龍門トップリーダーディスカッションにて

今日のように、国家の財政が大変厳しい中、日本の、あるいは世界の将来を創る国立大学が研究開発、人財育成(敢えて人財といます)を活性化させていくためには、民間からの寄附がもはや不可欠なものとなっているはずです。よって、私は、寄附とは社会貢献に他ならないと確信しています。
考えようによっては、行き先がはっきりしている点では税金よりもすっきりしていて、より良い社会還元の手段なのではないでしょうか。

名古屋大学のPhD登龍門には、国内外から非常に有能な資質の持ち主が集まってきます。そして研究にとどまらず、国際社会のリーダーになることを見据えて課程の中で刺激し合い、相当厳しいプログラムをこなしていると感じてきました。その中で、このプログラムに集まる留学生に日本人学生も大いに刺激を受け、お互い切磋琢磨している姿を垣間見ていると、応援する価値を充分に感じますし、名古屋大学がリードする国際人財育成に寄附を通じて弊社も参加していることは、誇るべき社会貢献のひとつだと捉えています。

大学も学生も研究者も、我々企業も、現状でよしとしてはいけない。立ち止まってはいけない。

日本の産業集積地とも言われる愛知県にあって、その法人群の実力は日本でもトップクラスです。同様に、名古屋大学も国内トップクラスの大学であると思っています。しかしながら、例えば名古屋大学は、ノーベル賞受賞者でいえば、東京大学に次ぐレベルの輩出実績を誇りますが、残念ながら、その実にまだまだ名が伴っていないのではないでしょうか。

期待ゆえに敢えて申し上げると、それをよしとしてはいけない。大学も学生も研究者も、もっと発信すべきで、もっと成果を上げるべきである。我々企業も現状でよしとはしていない。もっともっと成果を上げ、発信していかねばならない。ここで満足し、立ち止まってはならないのです。

私たちはこのような思いを名古屋大学への寄附に託し、今後も私たち企業と共に名古屋大学が絶え間なく発展し、このような私たちの期待を受け止めて巣立った優秀な人財が今度は社会を支える人財となる、そんな好循環に期待しつつ、今後も応援していきたいと思っています。